医療法人社団 愛育会
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理事長あいさつ

理事長あいさつ

『共に喜び合える医療を』

私たちの生活は価値観の多様化、高齢化と少子化により大きく変化しております。
そして、これらは格差社会・超高齢化社会となり、加速度的に進行していきます。
しかし、社会構造が変わっても、私たちには変わらないものがあります。
それは、「夢や希望」です。
住み慣れた街や場所で、関わりを持ってきた親しい人たちと最後まで生活したいという想いです。そのような、自然な想いを実現するために愛育会は時代のニーズに応えてまいります。「ありがとう・うれしかったね・よかったね」と言っていただけること、そして私どもも言わせていただけるよう医療・介護・福祉の連携によって、地域と人に着目した切れ目のない環境を構築いたします。

『地域に根ざしたクリニックを目指して』

病気の治療や病状が安定していても治癒が困難な患者さんの再発予防、身体機能の維持・改善を行なうためには、治療や看護、リハビリテーション、在宅医療、介護にいたるまでを支援する小回りのきく民間病院が不可欠です。この十数年、医療政策の変更に振り回され、縮小や閉鎖に追い込まれる中小の民間病院が増えていますが、その波は、前身である「協和病院」にも押し寄せました。
国が耐震改修を促進するなか、当時築40年を超えていた「協和病院」も、全面改修が必要となりましたが、土地代が高いうえ、規制の厳しい東京都では建替えや増築が難しく、5年前、断腸の思いで病院を閉鎖しました。しかし、通っていた患者さんの中には、年老いて通院できない方々も多く、長年診てきた患者さんを何とかしたいとの思いから、一般外来に加え在宅診療も行なう「協和メディカルクリニック」を開院したのが2009年のことです。私自身、現在も患者さんを診療しており、病態が急変すれば夜中でも、早朝でも駆けつけています。

『より良い医療を求めて、さらなる一歩を』

医療は、患者さんの話にじっくり耳を傾けることから始まります。常に心がけているのは、患者さんが歩んできた人生や価値観、性格、家族関係なども含め、病気として診るのではなく、ひとりの人間として診ることです。そして、病気を治す医療にとどまらず、より多くの方々に、健康な毎日を過ごしていただきたいとの思いから、来年には、健康寿命を延ばすための抗加齢医療を取り入れ、人間ドッグや検診センター、女性や子どもにやさしいクリニックを開院します。
これからも、地域に根ざし、グループ内で地域医療を完結できる体制を目指し、邁進してまいります。

理事長 竹川勝治

年頭所感
『Honest & Connect』

2023年01月01日
医療法人社団 愛育会グループ
理事長 竹川勝治

新年おめでとうございます。
今年も皆様にとって良き年であるようにお祈りいたします。

年頭のご挨拶に先立ち、昨年を振り返りますと新型コロナウイルスは変異を繰り返し、いまだに人類の日常の生活範囲を狭めています。また、ロシアのウクライナ侵略がもととなる燃料の高騰により日々の生活に影響が出て来ていることも確かです。また、日本においては宗教における隠されてきた問題が表に出されました。世界では宗教がもとで人がいがみ合い争っていることも事実です。

宗教とは本来はそういったものであってはならないはずです。人が充実した幸せと思える人生を歩むために、信じるか信じないかも含めて個々が選択するものであるはずです。

人間一人一人が誠実に生きて、人と人とのつながりを大切にすることが、これからはさらに必要になるのではないでしょうか?

今年は特に次の言葉を生きるテーマにしたいと思います。 『Honest & Connect』

「誠実」に関しては、1947年にフランスの作家アルベール・カミュの書いた「ペスト」の最後にこの様な文節があります。
当時の人類にとって新興感染症であったペストが蔓延した時
この小説は作者と新興感染症に立ち向かった一人の医師との会話で構成されているのですが・・・
「今回の災厄では、ヒロイズムは問題じゃないのです。問題は、誠実さということです。こんな考えは笑われるかもしれないが・・・ペストと戦う唯一の方法は「誠実さ」です。」 「誠実さって、どういうことです?」とランベール(作者)は急に真剣な顔になって尋ねた。
「一般的にはどういうことか知りません。しかし、私の場合は、自分の仕事を果たすことだと思っています・・・」

・・・とあります。

自分に与えられた仕事を果たすこと。
他人に感染させないような配慮をすること。
自分が感染しないように注意すること。

新興感染症は新しいからこそわからないことが多く人類は不安に陥ります。
特にその時には誠意が必要であるという事です。
それ以外でも「誠意」は大切ではないでしょうか?

通信技術が発達し、人と直接会わなくても様々なことが成り立ってしまう社会になってしまいました。確かに便利かもしれません。

しかし、そのような社会であるからこそ自分の周りにいる身近な人々を大切にして行くことが必要だと思います。

家族・友人・職場の同僚・かかわってくださる業者の皆様すべての方々に誠意を持って接したい。

また、昨年は以下の4つのテーマを上げました。
すべて順調に遂行できたと感じてはいるのですが一年間で出来上がるものではなく、今後も継続していくものです。

  1. DX(デジタルトランスファーメーション)
  2. Security(セキュリテイ):情報・環境・経営
  3. Reskilling(リスキリング):職業能力の再開発・再教育
  4. Fun(ファン):楽しい・うれしい

最後に、やはり・・・愛育会グループの理念である「ありがとう・うれしかったね・よかったね」の「うれしい(Fun)」を職員一人一人が感じられるような職場作りを行いたいと継続して考えます。

新しい年が愛育会・愛郷会の皆様お一人お一人にとって充実した佳き年となりますことを祈念し、年頭にあたっての挨拶といたします。

本年もよろしくお願いいたします。

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